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最高のCM。/日本一の色男。
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最近はそうでもないが、しばらく前は不謹慎だったり不快なTVCMが多くて、癇癪持ちの私はその都度イライラしてチャンネルを変えたりしていた。
このところそういうCMも少なくなり、またこの間から私の心を捕えて離さないCMが流れ始めた。
このCMである。
陽気で元気の出るCMなのだが、植木さんのファンとしてはこのCMを見る度に嬉しくなると同時にジーンと胸が熱くなってしまう。
桑田佳祐は植木さんが流行らせた「C調」という言葉を曲に使ったり、ラジオ番組で「ドント節」を即興で歌うなど、植木さんをリスペクトしている歌手の一人だが、この競演も桑田氏自身が熱望してのものらしい。 それにしても植木さんのなんとパワフルな事か。この姿は「日本一のゴマすり男」でのもので、当時既に40歳になっていたと思うが、カジュアルな格好でいっぱいいっぱいのジャンプをしている桑田佳祐よりも、スーツ姿の植木さんのほうが15センチ近くも高く飛び上がっているのにはなんともはや脱帽である。 動きの軽やかさ、笑顔の輝かしさ、笑い声の明るさ、どれをとっても形容しがたいカッコよさである。どうにもシビレてしまう。
しかしなんですな、現代の映像技術はすごいと思いますよ。
で、その植木さんのC調かつパワフルな演技を堪能できる作品のうち、今日はこの映画のレビュー。
「日本一の色男」
製作 - 安達英三朗、渡辺晋 監督 - 古澤憲吾 脚本 - 笠原良三 音楽 - 宮川泰、萩原哲晶
光等 - 植木等 金山丸子 - 団令子 雪桜 - 草笛光子 相川ナナミ - 浜美枝 春子 - 白川由美 日暮道江 - 淡路恵子 トシ子 - 藤山陽子 栗子 - 八代美紀 桃子 - 久里千春 山桜 - 中真千子 純子 - 柳川慶子 新子 - 園田あゆみ 権田原コチ - 京塚昌子 権田原裕福 - ハナ肇 野田 - 田崎潤 高取 - 由利徹 浦和 - 人見明 チャームスクール・小俣 - 谷啓 アパートの管理人 - 桜井センリ 週刊誌の記者 - 犬塚弘 ボーイ - 石橋エータロー
<あらすじ> 女子校の教師だった主人公・光等(ひかる ひとし)は卒業式を機にクビになる。そんな彼が入り込んだのは化粧品会社「ローズ化粧品」。セールスマンになりあの手のこの手で次々に売上を伸ばす彼は、客である女性たちの心もみるみるうちに惹きつける。口では「結婚しよう」などその気にさせる事を言う彼だが、せいぜい手を握ったり一緒に踊るくらいで、決して特定の女性と必要以上に深い仲にはなろうとしない。なぜなら彼にはある大きな目的があって化粧品のセールスマンになったからで…。
無責任シリーズとは違った方向を目指した「日本一の男」シリーズの第一弾がこの「日本一の色男」。無責任さを残しつつ、バリバリ仕事が出来るセールスマンをダイナミックに描いており、クレージー映画の中でも傑作中の傑作である。 特にオープニングがすごい。楚々とした女生徒たちがピアノ伴奏に合わせて「蛍の光」を歌っていると、突然曲の調子が変わり、ピアノを弾いていたはずの植木さん演じる光等が「無責任経」を歌って踊り始める。その様子に激怒した校長が「クビだ!」と怒鳴る。「クビ!? ありがたいお言葉! それでは愛する生徒諸君、バーイ!」と言って校庭へ飛び出す彼。彼を慕っていた大勢の女生徒たちが「先生〜!」と黄色い声を上げながら追いかける。そしてカメラが青空を向き、「日本一の色男」というタイトルが表示されるという、何ともぶっ飛んだオープニングなのである。私がこの作品を最初に見たのは中学生の頃なのだが、あまりの衝撃に唖然としてしまったのを今でも鮮明に覚えている。
また、「その『わし』ってのがいけないよ。女だったら『わ』と『し』の間に『た』ぐらい入れてもらいたいなァ」や、「昼間からこんなもん飲んでたら商売上がったりだ」など植木さんの名台詞も多いが、何と言ってもこの映画の名台詞は人見明さんの「バカ」である。この絶妙な間合いと口調で繰り出される「バカ」が以降の作品でも定番となっていく。
また、植木さん演じるC調男はどちらかというと浮世離れしている点が多いが、この作品では銭湯で落語「時そば」の真似をして勘定を誤魔化そうとしたり、湯船で都々逸を歌ったりと庶民的な一面も見せる。
それにしても白いスーツ姿の植木さんのなんとカッコイイことか。普通のサラリーマンが白いスーツなんて着て出社しようものなら「こいつ気が違ったのか?」と思われるところだが、植木さんが着ると何ら違和感がないのである。これはもう天賦のエンターティナー性の成せる所であると思う。
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クレージー作戦 くたばれ!無責任。
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はい、ひぐらしまで放送中止になってしまいました。 個人の心の問題や家庭環境・教育状態・社会全体の問題を棚上げして、手近なところを悪者扱いして責任を押し付ける、世はまさに無責任時代。
そんなわけで、今日はこの映画のレビュー。 「クレージー作戦 くたばれ!無責任」。
製作:渡辺晋、安達英三朗 監督:坪島孝 脚本:田波靖男 音楽:広瀬健次郎
田中太郎:植木等 大沢丑松:ハナ肇 小谷民夫:谷啓 木塚源二:犬塚弘 安川:安田伸 桜田:桜井センリ 石井:石橋エータロー 前川恵子:浜美枝 久保田美奈子:藤山陽子 河野玲子:北あけみ 明子:淡路恵子 石黒専務:山茶花究 大江山茂:清水元 倉持重役:佐田豊 畑中社長:上原謙 畑中静子:中北千枝子 総務部長:石田茂樹 大沢百合子:北川町子 金丸支店長:田武謙三 岩下頭取:東野英治郎 八田:堺左千夫 岩下雪子:瓜生登代子 おたね:千石規子 スーパーの主任:堤康久 よろずや伝兵衛:鈴木和夫
鶴亀製菓は飲めばたちまちやる気が出てハッスルする新製品「ハッスルコーラ」を完成させた。会社一の無気力社員、田中太郎(植木等)がコーラを飲んだ途端大ハッスルのモーレツ社員に豹変したことでコーラの効き目が実証されるのだが、コーラに含まれる興奮剤のせいで販売が出来なくなってしまう。 困った会社は子会社「ハッスルコーラ販売株式会社」を作って、総務課の大沢部長(ハナ肇)と田中含むダメ社員6人(クレージーキャッツ)にコーラを押し付ける。7人はあの手この手でコーラを売ろうとするが、実はこの子会社設立には会社のある企みがあった・・・・・・。 (Wikipediaより抜粋・一部修正)
1963年公開。 アンチ無責任を謳った、クレージー映画の中でも異色作。 これまでの「無責任サラリーマンの活躍」ではなく、「無責任な会社への抵抗と脱却」をテーマにしている。 会社の失態や赤字を子会社や一部の部署に押し付け詰め腹を切らせようとするという無責任なやり口は今でも横行している。 それに負けじとコミカルかつエネルギッシュに奮闘するクレージーの面々が実に痛快だ。
またこの映画、主人公の田中太郎がハッスルコーラを飲む前の無気力状態では映像が白黒になっており、コーラを飲んだ途端にカラーになるというなかなか面白い演出をしている。 さらにトイレでスーダラ節を歌いながら小用を足していると、コーラ中の興奮剤が排泄されてまた画面が白黒になるシーンには爆笑してしまう。
他にも箱根のホテルでの手に汗握るチェイスもたまらない。 「黄金作戦」に比べたら派手さには掛けるが、東野英治郎をはじめ、脇を固めるキャストも味があっていい。噛めば噛むほど味のある作品である。また、この作品は他のクレージー映画と違い、ヒロインと結婚や婚約まで行かないのも異色。
箱根のホテルといえば、この映画、小田急ロマンスカーの3100形や、小田急バスのツーマン車輌が登場する。このバスのほうは正面幕に「八重洲口」と書かれており、側面幕には「荻窪駅→…」などと書かれている。昔はそんな長大路線があったんですかね?
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重箱の隅とローゼン麻生。
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植木等ファン・クレージーファンとして時々気になることがある。
それは「クレージーのグループ名の表記はどれが正しいのか」という事である。
一般には「クレージー」と呼ばれているし、映画のタイトルも「クレージー黄金作戦」とか「クレージーの怪盗ジバコ」など、「クレージー」となっている。映画中の字幕にも「クレージー・キャッツ」や「ハナ肇とクレージー・キャッツ」と表記されているのでこっちが正しいのかと思えばそうでもない。 なぜなら「スーダラ節」を始めとする一連のレコードには「ハナ肇とクレイジー・キャッツ」と表記されているのである。
他には「クレージーキャッツ」「クレイジーキャッツ」と、「・」がない表記も各所で見受けられる。
ぶっちゃけどれが正しい表記なのかよく分からない(汗)。 重箱の隅かもしれないが、ファンにとっては大事な事である。
話変わりますけど、総裁選は出来レースっぽいですね。 結局福田さんにしたいんじゃない。 まあ私は政治にゃ興味ないんだけど、何か納得いかないね。 それに福田さんって顔がショボクレてて、この人が首相になったら景気がまた悪くなりそう…(失礼な)。
まあヲタや2次元業界がローゼン麻生氏を持ち上げるのは半分ネタなんでしょうが(株価に影響与えてるので半分はマジらしい)、ローゼン氏は人相も声もあんまり良くないけど(また失礼な)、ハナから後釜としてあてがわれてて何がしたいのかよく分からない福田さんに比べたらマシのような気も。 それにローゼン麻生氏が首相になればメディア規制という名を借りた2次元狩りを止めさせる事も出来るだろうしね。 まあメディア規制はして欲しくないけどマスゴミは規制してほしいかな(笑)。 あー、でもローゼン首相が現実のものになるのはほぼ無理なのかな。
それにしても結局「総裁選」って言っときながら直接色んな派閥に言って方針をすり合わせるのって八百長じゃね? 今場所の大相撲が期待できないので、総裁選を一種のショーとして見てしまうんですが、こっちも面白くないね。
とまあ無責任に印象だけで戯言を言ってみる。 私は政治家は嫌いじゃないけど、素人のくせに政治論や思想論をあーでもないこーでもないグダグダ言う奴が嫌いなんですよ。
そんなに言いたいことがあるなら自分が立候補でも何でもすりゃいいじゃねえかと。
大体ね、そうやって御託を並べる奴に限って社会に貢献してない非生産的な人間だったりするんですよね。 いや、大学時代にいたんですよ。バイトのひとつもしてないくせに何でもかんでも政治的や思想的な方向に結びつけて、先生の授業ひとつとっても「右だ左だ」としか言えない下らない奴が。
ホント私そういうの嫌いでしてね。 私は自分がスーダラで無責任で非生産的な奴だって自覚あるんで、そういうインテリぶったヘタレな話題を自らする事はまずありません(ていうか出来ないししたくない)、他人から振られても受け流します。 また人前では政治や宗教の話は極力避けるようにしています。
無責任男は無責任男なりの良識を持ちたいと思ってるので(おいおい)。
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日本一のゴリガン男。
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週に一度のお楽しみ(?)、クレージー映画のレビューです。
今回は「日本一のゴリガン男」。
製作 ................ 渡辺晋 森田信 監督 ................ 古沢憲吾
日本等 ................ 植木等 左右山貫太郎 ................ 進藤英太郎 左右山百合子 ................ 浜美枝 浅利営業部長 ................ 藤村有弘 石亀営業課長 ................ 人見明 小熊 ................ ルーキー新一 国防隊司令官 ................ 佐々木孝丸 国防隊参謀 ................ 大友伸 友永 ................ 桜井センリ 皿田 ................ 田中邦衛 黒原 ................ 藤田まこと 黒山 ................ 宮田羊容 黒川 ................ 柳谷寛 寺の住職 ................ 左卜全
<あらすじ>
スーダラ社員の日本等(ひのもとひとし)は、会社をサボってのパチンコの帰り、建設中のビルから落ちてきた鉄骨の直撃を脳天に受け一年に渡り生死の淵をさまよう。 大手術のおかげで目覚めた時には「それまでの100倍仕事ができるスーパーサラリーマン」になった彼だが、不在の一年のうちに会社が潰れてしまい、ビルには「統南商事」という他の会社が入っていた。 そこで「給料は1円も要らないから、この会社の名前を使って独自に営業をさせてくれたら、名義料として利益を一部会社に還元する」と言って会社に居つき、勝手に「日本等課」なる部署をつくり、次々に利益を上げる。
1966.03.16公開。 「ゴリガン」とは「ゴリ押しでガンガン行く」の略で、当時流行らせようとしたが、あまり流行らなかった言葉。
この映画の最大の見所は、当時「東洋一の娯楽施設」といわれた「船橋ヘルスセンター(現在はららぽーと)」で行われた大規模なロケと、そこの宴会場での植木さん・人見さんによる「シビレ節」である。
2人の息がピッタリで、「人見さんは8人目のクレージー」と評する声もあるくらいである。また、クレージー映画における人見さんの名台詞「バカ」が、最大限に威力を発揮している作品でもある。
ちなみにこの映画、キャストを見れば分かるが、植木さんのほかではクレージーのメンバーが桜井センリさんしか出ていない(汗)。
蛇足だが、「ゴマすり男」にしろ「ホラ吹き男」にしろ、主人公は元々スーパーサラリーマンなのだから、この「ゴリガン男」に限ってなぜ「大手術の結果100倍の仕事…」という設定にしたのかがよく分からない。
何にせよ、次から次へと仕事を成功させる姿にはスカッとして元気が出る。
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ペコポン一のガンプラ男。
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さっきまで、録画しておいた先週のケロロ軍曹を見てたんですが…。
Bパートの「ペコポン一のガンプラ男」って…。
完全にクレージー映画のパクリじゃねーか!!
(悶絶)
まず最初の「TODOROKI SCOPE」がもう「TOHO SCOPE」のパクリだし。
試験も受けずに勝手に会社に入り込んで、いけしゃあしゃあと美人秘書に声掛けて「すぐに出世して君を嫁さんにする」と宣言する流れはもう完全に、無責任シリーズをはじめとするクレージー映画の黄金律だ。 会社の玄関もまるっきり映画「ニッポン無責任時代」の「太平洋酒」の建物そのまんま。
さらに社長のゴルフに付き合い、社長の打ったボールがあさっての方向に飛んでいくとすかさず自分のポケットに入れておいたボールをグリーンに放るシーンはどう見ても「ニッポン無責任時代」や「日本一のホラ吹き男」そのまんまだし。
さらに片方の派閥のトップのメガネにヒゲで訛ってるクルルはありゃどう見ても由利徹さんをモデルにしてるとしか思えない。
最近ネギまや絶望先生で「黒板ネタ」が流行っているが、今回のケロロでは性懲りもなく掛け軸や額に「遺憾に存じます」とか「めんどうみたョ」とか「そのうちなんとかなるだろう」とか…ぜんぶクレージーの曲の歌詞だよ!!(爆)
んでもって、幕間にいきなりステージで歌い踊る演出はまさに古澤憲吾監督の十八番だ。 まず、途中で画面が斜め半分にコマ割りされるのは「ニッポン無責任時代」内での「ハイそれまでョ」のシーンと同じ演出だ。 その後の噴水ステージは「日本一のゴマすり男」内の「ゴマスリ行進曲」のシーンと同じ背景。もう本当にアッと驚く為五郎だ。
これさー、一歩間違えば訴えられるぞこれ。 だってこれ、要素をパクったというよりクレージー映画の内容をそのままケロロ軍曹のキャラでやっただけじゃん。
エンディングの結婚式場なんか完全に「ニッポン無責任時代」のエンディングまんまだしな。 ここまで堂々とパクリをされるともう笑うしかない。 というよりむしろあまりに忠実なトレースに脱帽してしまう(苦笑)。
…って、よーく見直してみたら、映画のシーンに入る前の、ケロロの部屋の場面を見ると、棚に植木さんのフィギュアが置いてあった。なんて伏線(笑)。
何せ私もしばらく前に「ニッポン無責任時代」をアイマスで再現した同人誌(ちなみに主役は小鳥さん)出してるから、今回のケロロのこの脚本を書いた人が他人とは思えない(笑)。 恐らく筋金入りのクレージーフリークに違いない。一度じっくり語り合いたいものです。
つーかもう、今回は子供どころか20〜30代のアニヲタも完全に置いてけぼりでしたな。最低でも40〜50代か、それより若い場合は私のような植木等マニア・クレージーキャッツヲタクでないと元ネタわからないだろ(笑)。
てなわけで、今回のケロロの元ネタがちょっとでも気になった方はこちらをどうぞ。
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クレージー黄金作戦。
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エヴァの映画が公開されたようですね。
エヴァねぇ…。TV放映時、私は当時中学生で、周りでも結構流行っていました。 が、私は途中から一話だけ観たものの意味が分からずドロップアウトした覚えがあります(汗)。
しかしパチスロ人気もあるとは言え随分息の長い作品ですわねー。 興味ないわけじゃないけど、一度馴染めなかった作品の劇場版をわざわざお足払って観に行くのもねえ…。
そんなわけでエヴァはおいといて、私は大好きなクレージーの映画をレンタルして観る事にします。
今回借りてきたのはクレージー映画の中からこの作品。
<キャスト> 町田心乱:植木等 板垣重金:ハナ肇 梨本金男:谷啓 インディアン:犬塚弘 中林:桜井センリ 怪しい男A:石橋エータロー 怪しい男B:安田伸 海野月子:浜美枝 花園百合子:園まり メリー:ペギー・ニール 関口支店長:人見明 大浜部長:藤岡琢也 金尾微税局長:藤田まこと
<あらすじ> 博打好きの破戒僧・町田心乱は借金が嵩み、檀家が重役を務める会社でタダ働きさせられるハメに。会社のちょっとした手違いでロサンゼルスへ赴任することになった心乱。しかし現地で手違いが判明。だがトンボ帰りするくらいなら、とその場で辞表を出してしまう。 同じ飛行機に乗り合わせていた代議士の板垣と医師の梨本を焚き付けてラスベガスで一山当てようとするが…。
1967年に公開され、2時間37分に渡る超大作である本作。 この作品の最大の見所は何と言っても、この映画の撮影の為だけにラスベガスのメインストリートを封鎖し、クレージーのメンバー7人がネオン輝くラスベガスの街を縦横無尽に歌い踊る場面である。その様子はまさに圧巻で、日本映画史上に残る伝説のシーンでもある。 当時の映画で制作費1億8千万円、興行収入3億4千万円という数字もまさに「超大作」である。
また、ドリフや加山雄三、ザ・ピーナッツにブルーコメッツにジャニーズと、ゲストが豪華なのもこの作品の特徴。
他のクレージー映画の特徴である「サラリーマン喜劇」とは一線を画したスリリングな展開は息もつかせず、2時間半があっという間である。
犬塚さんがインディアン役だったり、安田さんと石橋さんが怪しい男A/Bというひどい役名だったりするが、クレージーのチームワークも充分に楽しめる作品だ。
だが、この映画の最大のキーパーソンは、クレージーのメンバーではなく、浜美枝演じるヒロインの海野月子(うんのつきこ)である。最初のうちはただ映画に花を添えるための存在かと思いきや、ストーカーの如く心乱を付け回し、「あなたと一緒だと運が良くなる」というだけの理由で結婚を迫り、断られた腹いせに最後の最後でストーリーをひっくり返してしまうというとんでもないキャラクターだ。 詳しくは実際に御覧頂いて確かめて頂きたい。
クレージーファンでなくとも、娯楽作品として非常に楽しめる映画である。
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